先日のブログの続きです。
昨年の終わり頃に「白鳥」と「黒鳥」の額絵を作りました。
バレエ教室を運営されてる方にピッタリなテーマだな〜と思いながら制作を開始したのですが、そういえば白鳥の湖のストーリーを読んだことがないかも…と気づき、調べてみたら…
えー!ショックだな!
というオチで、結構哀しいエンディングのお話でした。
ロミオとジュリエットに近い感じかしらね。でも、舞台化されてる人気の演目なので、全ての白鳥の湖が悲しいエンディングなわけではなく、中にはハッピーエンドで完結させる演出家もいるのだそう。
(だからと言ってオリジナルのストーリーが変わるわけではありませんが)
グリム童話も実は怖いお話だというのが有名ですし、日本の童話でも残酷だったり可哀想だったり。オペラ作品も、悲劇が珍しくないので昔はそういうお話が好まれたのかもしれないですね。
額絵は寂しい絵ではなく、美しさや妖艶さを意識したものにしよう!と決めて、完成したのがこちらです。
白鳥といえば、冬の渡り鳥。冷たく澄んだ空気をブルーグレーのまだらの背景色を使って表現。
王冠は、王女の象徴で、写真左斜め上から羽根を咥えたもう一羽の白鳥は侍女です。
そして、黄色い蝶々は、王女の純粋さや可憐なイメージに合わせて登場させています。
お次は黒鳥バージョンです。
黒鳥は、妖艶さを出したかったので、モノトーンぽくなるようにグレーの背景色をチョイス。
鮮やかなブルーの蝶々は、白鳥版の黄色い蝶よりもな大きくパワフルで毒々しい感じに。
王冠をつけた黒鳥の目も、白鳥より鋭い目つきにしてみました。
2枚並べると、こんな感じ。
1枚でも綺麗に飾れますが、やはりこの2枚は揃えて飾った方がしっくりきますね。
またこういうストーリーのイメージに合わせた作品を他にも作ってみたいです。
以上、白鳥と黒鳥のご紹介でした。