手のひらサイズの小さなドライチェンバータイプの万華鏡。パート・ド・ヴェールというガラス技法で作っています。
モカベージュの背景に白いシュウメイギクの花をあしらった作品。秋に咲く可憐な姿はもちろん、散った後にめしべがポツンと残る姿も含め、好きな花の一つです。茎はグレー、葉は灰色がかった渋いグリーン、めしべとおしべにはぽちぽちと金彩が施されています。表以外の3面のガラスの色は葉と同じくグレーがかったグリーン。秋らしいシックな色合いでまとめてみました。
先端のチェンバーの中には白、乳白、ベージュ、ゴールドを中心に、淡いピンクやグリーンのビーズが詰められていて、ミュシャのポスターのような、スモーキーなパステル調の映像となっております。ドライチェンバーならではの、回転させるとカシャカシャと鳴る音もお楽しみください。
作品のイメージに合わせて1点ずつ手づくりしている専用の袋もセットでお届け。こちらの袋は白い刺繍が施された淡いブルーグリーンの生地に、モカベージュの口布と紐を合わせていて、万華鏡の本体だけでなく中の映像の色合いともぴったり合っています。
※作品は化粧箱に入れてお届け致します。
※映像は変化するものですので写真と全く同じ映像にはなりません。
【パート・ド・ヴェールとは?】
フランス語で「ガラスの練り粉」を意味する古くから伝わるガラスの鋳造技法のひとつ。
石膏で型を作り、ガラスの粉を型に敷き詰めて高温で焼き上げます。窯出しされた型は、叩き割って中のガラスを取り出すため、型の再利用は出来ず、1点ずつ型から作る必要があるため量産には向いていません。みずあめやの万華鏡やガラス絵たちもこうした作業をしながら制作しているため、同じ絵柄であっても1点1点違う風合いのものに仕上がります。
◆大きさ:83 × 32 × 32 mm
◆重さ:141 g
◆材質:ガラス、半田