パート・ド・ヴェールというガラスの鋳造技法を用いた、みずあめやの額装作品です。
長方形の画面に描かれているのは、空に浮かぶ黄金のお月さまを見上げる二頭のバク達。
黄金の月と動物を描いた作品は、オオカミが第一号でしたが、今年初めて他の動物も仲間に加わりました。古来から伝わる伝説の「バク」は悪夢を食べるという架空のクリーチャーですが、現存するバクも長く発達した鼻や、身体に対して異様に小さな瞳など、見れば見るほど摩訶不思議な生き物。
少しだけ微笑んでいるような優しい表情の2頭のバクが鼻をピクピクと動かしながら、澄んだ空気の中で雲間から時折覗くお月様を「まだか、まだか…」と待ちわびているようにも見えます。ぐるぐると渦巻くような「瑞雲」と、たんぽぽの綿毛模様の月がどこかオリエンタルでゴージャスな雰囲気の作品です。
紺色と紫の中間のようなベースカラーに金色の装飾を施した額は、みずあめやのオリジナル塗装です。
※写真のボールペンは全長約14センチ(ボールペンはついてきません)
※箱あり。付属の専用箱に入れてお届け致します
【パート・ド・ヴェールとは?】
フランス語で「ガラスの練り粉」を意味する古くから伝わるガラスの鋳造技法のひとつ。
石膏で型を作り、ガラスの粉を型に敷き詰めて高温で焼き上げます。窯出しされた型は、叩き割って中のガラスを取り出すため、型の再利用は出来ず、1点ずつ型から作る必要があるため量産には向いていません。みずあめやの万華鏡やガラス絵たちもこうした作業をしながら制作しているため、同じ絵柄であっても1点1点違う風合いのものに仕上がります。
◆大きさ:205 × 140 × 20 mm
◆材質:ガラス、木